看護学生必見!カンファレンステーマをサクッと探して設定する方法

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看護学生必見!カンファレンステーマをサクッと探して設定する方法

看護学生の方は、病院実習では毎日「カンファレンス」が開催されます。このカンファレンスのテーマを決めるのに苦戦している方も多いのではないでしょうか。

この記事を読めば、『カンファレンスのネタをサクッと探して3分でテーマ設定できるようになります。

私も看護学生時代は、カンファレンスのテーマ設定に悪戦苦闘していました。実際に病院勤務してみて、『あの時、○○を知っていれば!』サクッとカンファレンステーマを探して設定できたのに、と今だから言える、看護学生に伝えたいカンファレンスのテーマの探し方や、設定方法を紹介します。今後の実習時の参考にしてください。

これを読んで、もうカンファレンステーマの設定に悩むことがなくなれば幸いです。

1 カンファレンステーマの探し方

カンファレステーマを設定する上で最大のポイントは、「今後より良い看護を行うためという視点」であることです。どのようなテーマを設定すれば今後の看護に活かすことができるかという点を踏まえ、テーマを設定するようにしてください。

そして、「今後より良い看護を行うためという視点」というのは、患者さんの置かれている状況別に『入院時』『療養中』『退院時』に区分します。図に示すと下図の通りです。
カンファレンステーマ ポイント図

状況別分類ごとに図示したカンファレンステーマを設定すれば良いのです。

「今後より良い看護を行うためという視点」を持って、実習をしていて困ったこと、1人では解決できないことをカンファレンステーマにするのです。どんな場面でそういった事例に遭遇するのか具体的に見ていきましょう。

1-1 入院時のカンファレンステーマは看護計画から探す

入院時のカンファレンステーマの鉄板は看護計画の内容をカンファレンステーマにすることです。

看護師と同様、学生も実習中に受け持ちの患者さんに対して看護計画を立案することになります。最初のうちは、実際に看護師が立案した看護計画を参考にすることが多いでしょう。

しかし、自分で患者さんの状況を把握し、患者さんのその時の状況に応じた看護計画を考えなければなりません。

カンファレンスの際に自分が立案した看護計画を提示し、その内容が的確かどうかメンバーと話し合ってみましょう。あなた一人の視点だけでなく、他のメンバーの視点も交えることで、より患者さんにあった看護計画を立案することができます。

しかし、看護計画の内容をカンファレンステーマに挙げるのであれば、あらかじめカンファレンスの参加者人数分の看護計画のコピーを用意しておく必要があります。

また、他の人からの意見を参考に看護計画の内容を修正し、さらに患者さんに適した看護計画を立案し、その内容を実践しなければなりません。

そのため、看護計画の内容をカンファレンステーマに挙げる場合、3週間の実習であれば、できれば2週目の頭までに実施するようにしましょう。

1-2 院内療養中は3つの視点でカンファレンステーマを探す

院内療養中にカンファレンステーマにすべきは以下の3つです。

・患者さんとのコミュニケーション
・臨床時の課題、看護計画とアセスメントのギャップ
・インシデント/アクシデント

具体的に見ていきましょう。

1-2-1 患者さんとコミュニケーションを取る上で生じた困りごと

受け持ちの患者さんに看護を実施しているときや、コミュニケーションをとっている場面で、対応に困ることや返事に困ることが出てくるでしょう。

あなたが困ったことは、きっとほかのメンバーも困ることがあるでしょう。

患者さんとのかかわりの中で、あなたが困ったことやアドバイスをもらいたいことがカンファレンスを通じて解決できれば、今後の看護はより良いものになるはずです。

そのため、あなたが看護を実施する上で困ったことをカンファレンステーマに挙げてみましょう。

また、あなた一人では解決できないことでも、他のメンバーとカンファレンスで話し合うことで解決につながるかもしれません。

1-2-2 自分のアセスメントと看護計画がうまく結びつかないこと

時にはアセスメントをしたものの、それをうまく看護計画に結び付けることができないこともあるのではないでしょうか。これをカンファレンステーマにしてしまいましょう。

自分一人で「アセスメントの内容をうまく看護計画に結びつけることができない」と悩んでいるだけでは、アセスメントの内容をより良い看護に活かすことができません。

時間だけが過ぎてしまい、悔いの残る実習となってしまうこともあります。自分一人で考え込まず、カンファレンスのテーマに挙げてみてはいかがでしょうか。

1-2-3 インシデントやアクシデントにつながりそうと感じたこと

受け持ちの患者さんにあなたが看護を提供しているときや、看護師が看護を提供しているときなどに「ヒヤリ」と思うことや「ハット」気づいたことをカンファレンステーマにしてしまいましょう。

ヒヤリ・ハット事象は患者さんに実害が発生したか否かでインシデントとすべきかアクシデントとすべきか判断します。(詳細は【インシデント?アクシデント?絶対に迷わない判定方法と迅速な書き方】参照)

このインシデントやアクシデントをカンファレンスで共有し、他のメンバーにも注意喚起するようにしてみましょう。

みんなに伝えることであなたの記憶にいつまでも残りますし、他のメンバーも意識することでインシデントやアクシデントを防ぐことができます。

1-3 退院時のカンファレンステーマはパンフレットから探す

受け持ちの患者さんが退院となった場合、退院指導のパンフレット作りをすることが多いでしょう。あなたが作ったパンフレットをカンファレンステーマに挙げて見てもらい、さらに患者さんの個別性に応じたパンフレットになるようアドバイスをもらいましょう。

必要な治療や療養が終われば患者さんは退院します。特に術後の患者さんの場合、一般的な退院指導用のパンフレットを用いて退院指導を行います。しかし、一般的なことが記載されているため、患者さんの個別性に応じたものではありません。

なお、退院間近になってからこのテーマでカンファレンスを実施しても、退院までに内容を修正できない可能性があります。そのため、退院がわかればすぐにパンフレット作りに取り掛かり、でき次第すぐにカンファレンスを開くようにしてください。

1-4 どうしても思いつかないときは、引率の教師に早めに相談する

実習期間が長くなると、毎日の目標と同様にカンファレンステーマも設定が難しくなります。カンファレンスの時間になるまでメンバーで話し合っていたとしても、カンファレンステーマが思いつかないという状況になることもあるでしょう。

その時は、早い段階で引率の教師に「カンファレンステーマがどうしても思いつきません。アドバイスをお願いします」と相談してみましょう。

何かアドバイスをもらうことができるかもしれませんし、「今日は○○の内容でカンファレンスをしてみたら?」とテーマを決めてもらうことができるかもしれません。

しかし、教師も考える時間が必要です。カンファレンスの開始時間ぎりぎりに相談するのではなく、午前中のうちに相談するようにすると良いでしょう。

2 5つの良いテーマ例と悪いテーマ例

探しあてたネタをテーマ設定する際に気をつけなければいけないのは、同じネタでも良いテーマになるときと悪いテーマになってしまうときがあるということです。

下記に良いテーマと悪いテーマのポイントを列挙しました。

良いテーマとは

・主語が患者さんである
・今後の看護につなげるためにどうすればよいかという視点となっている
・みんなで話すことで有意義な時間を過ごすことができる

悪いテーマとは

・主語が自分である
・自分の評価、自分のやったことの確認に重点をおいている
・みんなで話さなくてもよい内容である

先ほど紹介した5つのテーマの探し方それぞれについて、具体的に良いテーマと悪いテーマの例を紹介していきます。テーマを設定するときの参考にしてください。

2-1 看護計画のテーマ設定例

状況
大腿骨頸部骨折術後の患者さん。術後2日目時点での看護計画を立案した。立案した看護計画が適切かどうかメンバーと確認したい。
良いテーマの例
自分なりに患者さんの状況や個別性を踏まえて看護計画を立案しました。「より良い看護計画を立案するためには、どうすれば良いでしょうか」
悪いテーマの例
看護計画を立案しました。「看護計画を確認してほしい」

2-2 患者さんとコミュニケーションで生じた困りごとのテーマ設定例

状況
肺炎により痰の量が多く、言葉が不明瞭。患者さんからの訴えを確認したいが、うまく聞き取ることができず、患者さんをイラつかせてしまった。
良いテーマの例
患者さんの気持ちや考えを今以上に理解していきたい。しかし、吸引を行ってもなかなか言葉が聞き取りづらい。「患者さんがストレスを感じることがなく、スムーズにコミュニケーションをとるためにはどうするのが良いか」
悪いテーマの例
私が聞き返すことで患者さんのストレスになっている。「どうすれば言葉を聞き取りやすくできるか」

2-3 自分のアセスメントと看護計画がうまく結びつかないときのテーマ設定例

状況
様々な薬を長年にわたって服用中の患者さん。認知症はない。しかし、時折飲み忘れることがあり、その都度確認を行っている。薬を看護師管理とし、毎回配薬することを提案したが拒否される。
良いテーマの例
長年にわたって薬の管理を自分で行われてきた。そのため、看護師管理とすることで、自尊心の低下につながるかもしれないし、自分は大丈夫という思いもあるだろう。また、退院後の生活を考えると、入院中だけ看護師が管理するのも違う気がする。「患者さんの思いを尊重しながら、薬の飲み忘れを防ぐために、どのように看護計画を立案して関わればよいか」
悪いテーマの例
患者さんが大切な薬も飲み忘れてしまう。「薬の管理は看護師が行いたいと考えているが、拒否される。どうすれば良いか」

2-4 インシデントやアクシデントのテーマ設定例

状況
受け持ち患者さんは、毎回配薬された薬を内服している。受け持ちの看護師があらかじめ用意されていた薬を確認すると、違う薬が配薬されていた。
良いテーマの例
確認を怠ることで、インシデントやアクシデントにつながる状況はたくさんある。「違う薬が配薬されていた状況、考えられる根本原因、今後の対策と予防方法をどうすべきか」
悪いテーマの例
今回、インシデントやアクシデントにつながる状況があった。「自分がインシデントやアクシデントを発見した。今後皆が発見できるようになるにはどうするのが良いか」

2-5 退院指導パンフレットのテーマ設定例

状況
小児科実習で、扁桃摘出術を受けた5歳男児の受け持ちをしている。5日後に退院が決まったため、退院指導のパンフレットを作りたい。
良いテーマの例
指導内容や注意事項はある程度まとまっている。受け持ちの男の子が好きなキャラクターがあるので、そのキャラクターを使用し、男の子が喜んでもらえるパンフレットを作りたい。「他に、どのようなことを意識すれば、良いパンフレットが完成するか」
悪いテーマの例
退院が決まった。「パンフレットに何を書けばいいか」

3 カンファレンスのテーマは実習中にメモしておく

実習中に上述したカンファレンステーマになる場面に遭遇したら「このテーマだとカンファレンスができるのではないか」という案を考え、軽くメモにまとめておくと良いでしょう。

個々が考えておくと、カンファレンス開始時間になって、イチからテーマを考える必要がなくなります。

また、よさそうなテーマが複数あった場合、使わなかったテーマは次回に回すことができるため、さらにカンファレンスの時間を有効活用することが可能です。

カンファレンスは、毎日開催されることがほとんどです。実習が終了となる時間の、30分~1時間前より開催されることが多いでしょう。

カンファレンス開始の時間になり、実習メンバーや引率の教師、実習担当の看護師が揃ってから、「今日のカンファレンスのテーマどうする?」と話し合っていませんか?

カンファレンスが開始となってからテーマを話し合っていると、せっかくのカンファレンスの時間を有意義に使うことができません。

また、焦ってカンファレンスのテーマを決めることになり、「もっと他に良いテーマはなかったの?」と引率の教師や実習担当の看護師から指摘を受け、さらにカンファレンスに対して苦手意識が強まることにもつながります。

カンファレンスのテーマは、カンファレンス開始時間になってから探すのではなく、カンファレンス開始時間までに決めておくと良いでしょう。

4 まとめ

カンファレンスのテーマの探し方や、設定方法を紹介しました。

実習期間が長くなると、毎日のカンファレンステーマを設定することが難しくなってきます。そのため、カンファレンス開始時間になっても、いいカンファレンステーマが見つからないという状況もあるでしょう。

それぞれがカンファレンステーマを考え、余裕をもってテーマを設定することが大切です。実習中は忙しいですが、カンファレンステーマになりそうなことがあれば、こまめにメモをしておきましょう

紹介した内容を参考に、スムーズにカンファレンステーマを設定できるようにしましょう。また、本当に困ったときは、引率の教師に早めに相談することも大切です。

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