就業先ごとに看護師の日勤スケジュール、やりがい、給与を徹底比較!

看護師 日勤 時間看護師 日勤 時間

就業先ごとに看護師の日勤スケジュール、やりがい、給与を徹底比較!

転職を考え始めたころから転職候補先が病院なら日勤の時間割をイメージできるのですが、働いたことのない診療所や訪問看護の日勤の時間割はイメージがわかないということはありませんか?

引く手あまたの看護師だから、働いたことのない就業先について時間割についてたくさん時間を使って調べたい、という欲求もわかない。どちらかというと、そこまでするのはめんどくさいと思いませんか?

そんな方のために、看護師の就業先として多い以下の4つについて、日勤の時間スケジュールをこの記事1つにまとめ、それぞれ比較しながら特徴や給与面もあわせて紹介します。

・病院
・診療所
・訪問看護ステーション
・介護老人保健施設

4つの就業先の日勤スケジュールを調べていくと、どこで働いても8時間勤務が一般的でした。それぞれ仕事の内容が時間帯ごとに変わるということがわかったので、スケジュールを時間帯ごとに区切って紹介します。

また、調べていくうちにそれぞれの就業先の仕事内容の特徴が見えてきたので、以下にまとめておきます。

【病院】

・夜勤があるため、申し送りが特に多い
・食事の準備作業が他よりも多い

【診療所】

・夜勤が無いため、申し送りが少ない
・昼の休憩時間が他より長い

【訪問看護ステーション】

・在宅であるため、利用者さん宅への移動がある
・地域連携業務がある

【介護老人保健施設】

・他と比べて特に介護職との連携が必要
・入居者のケアは主に介護職が担当するため、病院に比べると体力面の負担が少ない

看護師と聞くと、多くの人が医療機関で働いている姿を思い浮かべるでしょう。日本看護協会によると、2016年における病院勤務の看護師と診療所勤務の看護師は、それぞれ看護師全体の62.6%と20.6%を占めています。

一方、残りの約15%の看護師は病院や診療所以外に勤務しており、勤務している看護師の総数が多い順に訪問看護ステーション(3.0%)、老人保健介護施設(2.9%)…と続いています。(※参照:日本看護協会 看護統計資料 就業者数

このように看護師の就業先は多岐にわたり、それぞれの就業先で仕事の内容も異なります。
それぞれの就業先では、看護師はどのような仕事をしているのか。就業先別の日勤時のスケジュール、やりがい、留意点や給与の違いなどといった特徴を確認し、自分にあった就業先を見つけましょう。

目次

1 病院での日勤の1日のスケジュール

病院とは、病床が20床以上ある医療施設を指します。外来の患者さんのケアだけでなく、入院患者さんの看護も行うため、基本的には夜勤もある交代制勤務になると考えてよいでしょう。今回は入院患者さんの看護を主に行う場合の日勤スケジュールの例をご紹介します。

【病院で働く看護師の日勤スケジュール例】

8:30 <出勤>
カルテなどを確認し、担当の患者さんや新しく入院してきた患者さんの情報を確認します。点滴や内服薬の準備も行います。

8:40 <申し送り>
夜間に働いていた看護師とこれから日中に働く看護師の全員が集まり、患者さんの情報を共有します。

9:00 <バイタルサインの測定・看護ケア>
自分が担当している患者さんの検温や血圧などのバイタルサインの測定を行い、これらを記録します。点滴やトイレの介助、オムツ交換といった看護ケアも行います。

10:00 <医師の指示に基づく処置>
医師からの指示があれば、それに基づく処置を行います。患者さんの状態にあわせて患者さんの入浴を手助けすることもあります。

11:30 <患者さんの昼食の準備>
出来上がっている昼食を患者さんに配膳できるように準備し、食膳の処置や薬の準備も行います。必要な患者さんには食事介助も行い、病院によっては昼食を下げるところまで看護師が行います。

12:30 <昼食・休憩>
日勤の看護師が交代しながらランチを食べたり休憩をとったりします。

13:30 <患者さんの状況確認>
患者さんのもとを訪れて状況を確認し、患者さんが必要とするケアを行います。

14:30 <バイタルサインの測定・看護ケア>
午前中と同じように患者さんのバイタルをチェックします。オムツ交換や体位の変換もあわせて行います。

16:00 <看護記録・申し送りの準備>
1日の患者さんの状況や処置の内容などをカルテに記録します。夜勤の看護師がスムーズに患者さんの看護ができるよう、申し送りの準備を行います。

16:30 <申し送り>
日勤の看護師と夜勤の看護師が全員集まり、患者さんの状況などを伝えます。

17:30 <退勤>

これらの仕事のほかに、勤務時間内に新しく入院する患者さんがいれば、その受け入れ準備も行います。

1-1 【設備・体制が整っている】病院の他と比べての特徴

国公立病院や大学病院など、規模が大きい病院には優れた技術と高度な知識をもつスタッフが多く在籍しており、最新の設備や器具も整備されています。さらに、学会やセミナー、勉強会にも積極的に参加することが推奨されているので、より専門的で新しい知識や技術を学ぶことができ、看護師としてのキャリアアップを目指すことができます。教育体制も整っており、長く現場を離れていた人や働き始めて間もない人も安心して働くことができるということも病院勤務の特徴といえるでしょう。

また、他の就業先と比べると福利厚生が整っているケースが多いようです。産休や育休といった制度も整っており、職場復帰もそれほど難しくありません。

1-2 病院で働くことのやりがい・メリット【スキルアップとチーム医療で成長!】

【やりがい】スキルアップできる環境と患者さんのケアを間近でできる

病院で働く看護師は、医療に関する最先端の知識や技術を身につけたり、さまざまな症例の患者さんを看護したりと、仕事を通して学ぶことが多くあります。さまざまな経験を通してスキルアップしていくことは、病院で勤務する看護師のやりがいの1つといえるでしょう。

入院患者さんのすぐそばで看護ができることも、病院で働く多くの看護師が感じるやりがいの1つでしょう。交代勤務制はつらいときもありますが、24時間体制で患者さんを見守っているからこそ、患者さんに何かトラブルがあったときに迅速な対応ができるのです。

【メリット】様々な職種がいること

病院では医師や看護師の他にも薬剤師や理学療法士、管理栄養士といった医療スタッフも多く在籍しており、これらの医療スタッフが一丸となって患者さんの回復を目指しています。このようなチーム医療を経験することで看護師として成長できるという点も魅力的です。

1-3 病院で働く際の留意点・デメリット【ワークライフバランスが保ちにくく、人間関係構築も難しい】

【留意点】希望の科で働けない、人間関係構築が難しい

規模が大きい病院では複数の診療科が設置されていることが多く、希望通りの診療科で働き続けることができないケースもあります。1つの診療科で長く働きたいという人は注意が必要です。

また、他の就業先よりもスタッフの数や職種が多くなる分、人間関係のトラブルが発生しやすくなります。患者さんとだけでなく、同僚とも上手にコミュニケーションをとる必要があるので気をつけましょう。

【デメリット】ワークライフバランスが保ちにくい

病院勤務の看護師は学会や勉強会などに参加する機会も多くありますが、これらへの参加を義務付けている病院もあります。想像していたよりも自分のプライベートな時間が取れず、ストレスを感じる人もいるかもしれません。

1-4 病院の給与・年収は高水準

病院で勤務する看護師の収入は、看護師全体の平均収入と比べて高水準となっています。

給与総額(税込) 新卒(大学卒) 勤続10年
病院 271,381円 322,111円
全就業先 234,100円 311,050円

※参照(病院):日本看護協会 2018年 病院看護実態調査
※参照(全就業先):厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査

病院勤務の場合、夜勤手当や時間外手当といった手当が支給されることも、他の就業先より収入が多くなる理由の1つです。また、「2018年病院看護実態調査」に基づいた給与データによると、99床以下の病院に勤める大卒の新卒看護師の平均月収は267,218円ですが、500床以上では281,613円となっており、病床数が多いほど給与が高い傾向にあります。高収入をねらいたい場合は、病院の規模にも注目してみましょう。

2 診療所での日勤の1日のスケジュール

診療所とは、病床が20床未満の比較的規模の小さい医療施設を指しており、約90%は入院施設をもたない診療所(無床診療所)となっています。今回は無床診療所で働く看護師について見ていきましょう。(参照:全日本病院協会

【診療所で働く看護師の日勤スケジュール例】

8:30 <出勤>
診療所内を清掃したり備品の補充を行ったりします。

9:00 <午前の診療開始>
午前中の診療がスタートします。問診や採血など、医師の診療を補助する業務を行います。
また、急患や診療を受けるかどうかの相談などの問い合わせにも対応します。

12:00 <昼食・休憩>
午前の診療が終わって午後の診療が始まるまでの間は休憩時間になります。休憩時間も診療所内で過ごす場合はこのタイミングで昼食をとります。午後の診療開始まで一時帰宅することができる職場もあり、いったん自宅に帰って昼食をとったり家事をしたりすることも可能です。

15:00 <午後の診療開始>
午前中と同様に、医師の診療の補助や患者さんの処置を行います。

16:00 <患者さんのケア>
長時間にわたる治療を行っている患者さんがいれば、患者さんとコミュニケーションをとりながら心身のケアを行います。

17:30 <業務終了>
診療が終了したら後片付けや整理整頓を行い、1日の業務が終わります。

2-1 診療所の他と比べての特徴【夜勤やオンコールが無い】

入院施設のない診療所の場合、基本的には夜勤やオンコールがなく、心身の負担が少ない働き方ができるというメリットがあります。また、診療時間が平日に限られていたり、土日に外来受付があっても午前中で勤務が終わったりするところも多いため、プライベートの時間が確保しやすいでしょう。

さらに病院よりも数が多く、自宅から通いやすい範囲で職場を探すことができるのも嬉しいポイントです。特に育児中の看護師の場合、子どもの送り迎えが楽になるので大きなメリットになるのではないでしょうか。

2-2 診療所で働くことのやりがい・メリット【土日休み、地域に根差した仕事ができる】

一般的に、1つの診療所が開設している診療科目は病院ほど多くありません。そのため、同じ診療科で長く働くことができるようになります。すると、その診療科目についての専門知識も身についてきますので、看護師として深く掘り下げることができるという嬉しさを感じることができます。

また、土日祝日などの固定休がしっかり確保できるというメリットがあります。

さらに、病院以上に地域に根差した仕事ができるということも重要なポイントです。その地域に住む小さな子どもからお年寄りまでの健康をサポートすることで、看護師としての大きなやりがいを感じることができるでしょう。

2-3 診療所で働くことの留意点・デメリット【雑務が多い、少人数だと休みがとりにくい】

土日祝日などの固定休がしっかり確保できるというメリットがある一方で、看護師の数が少ないためイレギュラーな休みをとりにくいというデメリットがあります。自身の体調不良や子どもの病気などで急に休むことが難しいという点に注意しましょう。

また、診療所によっては看護業務以外の雑務をこなさなければならない場合があります看護業務以外の仕事をする時間が多くなると、看護に関する知識や技術を維持するのが難しくなってきます。将来的に病院勤務を考えているという人や看護業務をしっかり行いたいという人は、事前に業務の範囲や事務員の人数体制などの確認を怠らないようにしましょう。

2-4 診療所の給与・年収は夜勤が無い分収入減少

厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2018年)」から看護師の平均年収を算出すると、約480万円となります。一方、診療所全体の看護師の平均年収は382万円となっており、年間で約100万円の差が出てきます。しかし、病院勤務の看護師は1か月に8~9万円ほど夜勤手当や時間外手当がつくことを考えると、労働時間に対する収入の良さはそれほど大きく変わらないでしょう。(参照:厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査

3 訪問看護ステーションでの日勤の1日のスケジュール

訪問看護ステーションとは、自宅や老人ホームなどで療養している利用者さんのケアを行うサービスです。訪問看護師は所属する訪問看護ステーションから利用者さんが療養生活を送っている場所を直接訪問し、主治医の指示・指導に基づいた処置やケアを行います。

【訪問看護ステーションで働く看護師の日勤スケジュール例】

9:00 <出勤>
所属する訪問看護ステーションに出勤します。
朝礼でスタッフとの間で情報を共有し、患者さんを訪問する準備を行います。移動に使用する電動自転車や自動車の点検も行います。

9:30 <午前の訪問看護>
午前中に2件ほど患者さんの自宅を訪問し、それぞれに合った看護を行います。
(事例:ALSのご利用者様の人工呼吸器の管理、胃瘻部の処置、口腔ケアや吸引

12:00 <昼食・休憩>
訪問看護ステーションに戻り、昼食をとります。

13:00 <午後の訪問看護>
午後は3件ほど患者さんの自宅を訪問してケアを行います。
(事例:尿道留置カテーテルを使用している利用者様のご家族へ管理方法やトラブル時の対処方法について指導を実施。便が出ていない場合には摘便を実施

17:00 <訪問看護ステーションに戻る>
訪問看護の記録を記入したり、患者さんの主治医や担当のケアマネージャーへの報告書を作成したりします。場合によっては地方自治体に勤務する保健師に患者さんの状態を報告することもあります。

18:00 <業務終了>
その日に訪問した患者さんの状況について、スタッフどうしで共有します。翌日のスケジュールを確認し、準備を終えれば1日の勤務が終了します。

※訪問看護の仕事内容を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!

3-1 訪問看護の他と比べての特徴【コミュニケーション能力が求められる】

訪問看護ステーションで働く看護師の場合、日中に利用者さんのもとを訪問するため、時間外勤務が病院と比べると少ない傾向にあります。また、「週に3日だけ」「午前中だけ」といった時間をしぼった働き方ができるという点も魅力的です。

小児専門など、特定の分野に特化した訪問看護ステーションもありますが、多くの場合は認知症や難治性疾患、精神疾患を抱える患者さんや終末期の患者さんなど、幅広く対応することになるので、オールラウンドに活躍することが求められます。

また、患者さん以外にも主治医やケアマネージャーさん、患者さんの家族など、仕事で関わる人が多いことも特徴です。コミュニケーション能力も必要とされるでしょう。

3-2 訪問看護で働くことのやりがい・メリット【利用者さんにじっくり向き合って看護できる】

訪問看護では、利用者さんの在宅療養を長期間サポートすることになります。1人1人の利用者さんとじっくり向き合って看護することができ、深い信頼関係を築くことができるという点は訪問看護師の大きなやりがいとなるでしょう。

また、訪問看護師として働いていると、医師やPT・OT・STなどの他に福祉用具相談専門員や訪問マッサージ師といったさまざまな職種の人たちと出会います。患者さんの療養生活をサポートするという同じ目的をもった人たちと一緒に働けるという点も、訪問看護師のやりがいの1つです。

3-3 訪問看護で働くことの留意点・デメリット【1人で仕事を行う不安がある】

訪問看護は、訪問先では基本的に1人ですべての仕事を行わなければならないため、経験が少ない看護師にとっては大きな負担になる恐れがあります。訪問看護は、1992年に始まっており、まだ歴史も浅いことから、教育体制の整っていない職場も少なからずあるのも事実です。そのため、困ったときに上司や同僚に相談できる体制が整っているかどうかを確認するとよいでしょう。

3-4 訪問看護の給与・年収は夜勤が無い分収入減少

リクルートが行った調査によると、訪問看護で働く看護師の平均年収は420万円前後です。(参照:看護師の給与事情 勤務先でどう違う?

看護師全体の平均年収(約480万円)と比べると60万円ほど低くなっていますが、夜勤や時間外労働が少なく、仕事とプライベートを両立できることを考えると、それほど悪い条件ではないでしょう。

4 介護老人保健施設での日勤の1日のスケジュール

介護老人保健施設とは、入院する必要はないものの、自宅で療養生活を送ることが難しい判断された人が利用する施設です。自宅での生活に戻るためのリハビリを主に行っているため、介護スタッフ以外に理学療法士や作業療法士も在籍しており、さまざまな職種の人と働くことになります。

【介護老人保健施設で働く看護師の日勤スケジュール例】

9:00 <出勤・申し送り>
出勤後、日勤のスタッフと夜勤のスタッフとの間で申し送りを行い、入居者さんたちの状況を確認します。また、1日の業務をチェックします。

9:30 <入居者さんの健康状態を確認し看護ケアを行う>
入居者さんの居室を訪れ、バイタルチェックを行います。また、トイレの誘導やオムツ交換を行うなどのケアもあわせて行います。

10:00 <医師の指導による処置>
入居者さんの健康状態を確認し、医師の指導に基づいた処置を行います。

11:00 <入浴介助>
入浴日の入居者さんの健康状態を確認して入浴できるか判断し、入浴できる場合は患者さんの入浴を手助けします。

12:00 <昼食のサポート>
入居者さんが食事をとれるように離床介助を行ったり食事をする様子を見守ったりしながら、入居者さんの健康状態を確認します。また、介助が必要な場合は食事のサポートも行います。

13:00 <昼食・休憩>
スタッフどうしで交代しながら休憩したり昼食をとったりします。なかには入居者さんとコミュニケーションをとりながら休憩時間を楽しむスタッフもいるようです。

14:00 <レクリエーションへの参加>
入居者さんと一緒にレクリエーションに参加し、健康状態に変わりがないかチェックします。

15:30 <看護記録の記入>
入居者さんの日中の健康状態や医療処置、気になったことなど、詳細に記録に残します。

17:00 <申し送り・業務終了>
その日の入居者さんの状況について夜勤のスタッフと共有し、1日の業務が終了します。

なお、職場によっては日勤の看護師が夕食の準備や介助を行うこともあります。

4-1 介護老人保健施設の他と比べての特徴【経営が安定していることが多い】

介護老人保健施設は医療法人や社会福祉法人などによって運営されています。国からも補助金があるため経営が安定しているところが多く、福利厚生もしっかり整備されていることが多いようです。

また、介護老人保健施設の夜勤スタッフは介護スタッフが担当するところもあり、看護師は基本的に夜勤が無いというところもあります。

他方、看護師が少ない施設によっては病院よりも多く夜勤を多く任されるケースもあります。

4-2 介護老人保健施設で働くことのやりがい・メリット【利用者さんとじっくり向き合える】

介護老人保健施設の入所期間は原則3ヶ月以内となっており、他の高齢者向け施設よりは期間が短いものの、比較的長く利用者さんと関わることが可能です。1人1人の利用者さんとじっくり向き合いたいという人は大きなやりがいを感じることができるでしょう。

また、医師以外にも介護スタッフや作業療法士、理学療法士といった介護に携わる職種の人たちとチームケアができるという点も魅力的です。将来的に介護職を視野に入れているという人にとっては学ぶことが多いこともやりがいの1つといえるでしょう。

4-3 介護老人保健施設で働くことの留意点・デメリット【看護スキルの低下】

一般的に、介護施設で行う医療処置はそれほど高度なものではありません。そのため、病院などで培ってきた知識や技術を維持できず、看護スキルが低下してしまう恐れがあります。看護スキルを維持しておきたい場合は、医療処置も多く行うことができる施設を選ぶようにしましょう。

また、看護師と介護スタッフとの仕事の線引きが曖昧になっている施設もあります。介護もしっかり勉強したいという人は良いかもしれませんが、看護師の仕事に集中したいという人は、それぞれの職域が明確になっている施設を選ぶことをおすすめします。

4-4 介護老人保健施設の給与・年収

日本看護協会が2017年に公表した「介護施設等における看護職員に求められる役割とその体制のあり方に関する調査研究事業 報告書」によると、介護老人保健施設で働く看護師の平均月収額は317,642円となっています(参照リンク)。看護師全体の平均月収額は331,900円(参照:厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査ですので、看護師全体の平均よりは収入が少なくなってしまうことがわかりますが、条件はそれほど悪くはないのではないでしょうか。

5 まとめ

看護師の就業先は病院、診療所、訪問看護ステーション、介護老人保健施設など多岐にわたり、就業先によって勤務体制や仕事内容も異なります。今回ご紹介した日勤スケジュールやそれぞれの就業先の特徴や留意点などをふまえて、自分にあった就業先を見つけましょう!