次は失敗したくない!1年目で辞めた看護師にイチオシの転職先5選!

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次は失敗したくない!1年目で辞めた看護師にイチオシの転職先5選!

1年目で病院を辞めたことに後ろめたさを感じていませんか?
そんなこと感じる必要はありません。
なぜなら、病院を1年で辞める看護師はおよそ6千人もいるからです。
また、1年ほど病院を経験したからこそ看護師として、次のキャリア設計をしっかりと立てれるというものです。

なぜこんなことが言えるのか。それは、私が全国展開する訪問看護ステーションで採用を担当しており、1年目で病院を辞めた方も積極的に採用しているからです。
そして、入社後も定期的に働きっぷり、評判を聞いていて、とても信頼が置ける看護師さんが多いからです。

この記事では、1年目で病院を辞めたことのメリットやデメリットを説明し、その上で今後の看護師キャリアを輝かせるためのオススメ転職先5選をご紹介します。

ぜひ1度この記事に目を通していただき、次のキャリアにベストな選択をしていただけたら幸いです。

1 病院を1年で辞める看護師は10人に1人

新卒看護師の離職率を病床数ごとに見ていくと、病院全体の7割を占める200床未満になるとおよそ10人に1人の看護師が1年目で辞めています。

病床規模別の看護職員離職率

回答病院数 常勤看護職員 新卒看護職員
99床以下 826 13.0% 12.4%
100~199床 1079 12.4% 10.7%
200~299床 492 11.9% 9.0%
300~399床 345 10.4% 7.1%
400~499床 220 9.9% 7.9%
500床以上 280 10.1% 6.6%
平均値 10.9% 7.6%

※情報元:公益社団法人日本看護協会が実施した「2017年 病院看護実態調査」の調査結果

厚生労働省の発表によると、2018年は新たにおよそ6万人が看護師資格を取得したことを考えると、この内6千人は1年以内に退職した計算になります。

1年目で辞める理由は様々ですが、1年目で病院を辞めて、当社に転職してきた看護師に話を聞くと、病院勤務特有の理由として、主に以下の3つが挙がりました。

  • 学校と病院の実務とのギャップ
    学校で学んだ看護実習の時は良いところしか見えておらず、困った時はやさしい先輩がサポートしてくれたのに、実際働いてみると、サポートがない中1人で対応しなければならないことも多く、大きなプレッシャーを感じることが多かった。
    学校だと一人の患者さんとずっと接していて楽しかったが、病院だと一年目の看護師ができることは少なく、また、患者さん一人一人と十分な時間を持てないことを知った。これを良しとして看護師を続けることが嫌だった。

  • 夜勤により生活リズムが崩れた
    学ぶことが多い看護師1年目から体力的にきつい夜勤も任され、自分なりの生活リズムの戻し方をしっかり掴む前に疲弊していった。
    有給休暇を使用しにくい雰囲気で、夜勤を1年目の看護師に押し付ける先輩看護師がいて、断ることもできず辛かった。
    家庭を持ってる先輩が多く、勤務開始2か月後の5月から夜勤を始めた。
    真っ暗で静かじゃないと寝れない性格で、真っ暗ではない環境の中で話し声やモニターの音などが気になって眠れなかった。体調は崩さなかったが、夜勤明けはずっと寝て過ごしていた。寝て起きると物凄く虚無感を感じた。

  • 厳しい縦社会
    病院内には医師を頂点とするヒエラルキーがまだ根強く残っているところが多く、先輩には逆らえず、先輩からのいじめがあった。
    学ぶ意欲が強くても仕事は見て盗んで覚えなさいという雰囲気があり、今の時代にはあわないと思ったし、居心地が悪かった。
    先生によって、異なる接し方を求められ、こういう言い方はダメだと言われた。ビジネスマナーの本を買って勉強もしたが、病院内独自の接し方が求められ、馴染めなかった。
    混合病棟で、脳外科の医師と整形外科の医師がそれぞれ違うことを言っていたが、脳外科の先生が言っていることに従うというルールがあった。一方で患者さんは整形外科の先生を信頼していて、気持ちは患者さんに寄り添いたかったが、病棟内のルールに従い、患者さんを説得しなければならなかった。
    1年目でまだまだできることも少ない中で、先輩の目に届かないところにいると、「どこ行ってたのよ!」と怒られ、辛かった。

病院・病棟にもよりますが、看護師は失敗できない緊張感や、1年目で人生初めて遭遇する患者さんの死亡、自身の感染リスクなどストレスを抱え続ける仕事です。
それに加えて学生時代に思い描いていた病院とのギャップや実際に経験してわかる夜勤の辛さ、厳しい縦社会という環境がのしかかってきます。

以上から病院で働くことに未来を見いだせず、1年目の途中で病院を辞める看護師は多くいます。多くいるからこそ、1年目で辞めた看護師を受け入れる病院も多くあります。1年目で辞めたことのデメリットもありますが、メリットもたくさんありますので、看護師人生2年目に向けて準備をしていきましょう。

2 希望の道に進むために、1年目で辞めたことによる2つのデメリットを知ろう

病院を1年目で辞めたことにデメリットが無いわけではありません。デメリットやネガティブな見方をされることもあります。

2-1 勤務歴3年未満は実務経験・看護技術が未熟なままとみられる

病院・病棟にもよりますが、一般的に看護師として1人前とみられるのは継続勤務3年目からです。

1年目は新人としてとにかく初めてのことを先輩看護師について必死に覚える期間です。
2年目は先輩が少しずつ離れていき、1年目に覚えたことを1人でアウトプットを繰り返し、看護師の仕事が体に染みついてくる期間です。
3年目は委員会や看護研究への参加を求められ、後輩の育成も始まり、教えることを通じて自分の経験を振り返り、また、委員会や看護研究を通じて働きながら勉強することで頭の中が整理され、看護技術が洗練されていく期間です。

1年目で辞めたということは一人前の看護師がたどったこの3年間を経験していないことになるため、実務経験・看護技術ともに未熟だと周りからみられることがあります。

こういった見方をされている時は謙虚になることをお勧めします。自分からまだ看護師として未熟なのでイチから学ぶという姿勢を示すこと、また、前の病院ではこうだったという思いよりも、新しい環境を受け入れる姿勢でいることで、自然と周りから信頼されるようになります。

2-2 即戦力とならないため、希望の職場に転職できない可能性がある

看護師として未熟だとみられると、即戦力ではないため、希望の職場に転職できない可能性が高まります。
また、面接時に面接官から、またすぐに辞めてしまうのではないか、と思われてしまい、希望の職場から内定をもらえない可能性もあります。
特に3年未満での転職を繰り返している場合にはネガティブにみられることが多くなりますので要注意です。
そのため、希望の職場以外にも同じような職場を複数リサーチし、複数の応募を行うようにしましょう。希望の職場は最初ではなく、2つ目か3つ目の面接となるようスケジュールするのも1つです。

3 病院以外の職場でも再チャレンジできる。

1年目で病院を辞めたことにはデメリットがありますが、デメリット以上のメリットがあります。

3-1 第二新卒として積極採用する病院や企業が多い

1年目で退職したということは、逆に言うと病院の独自ルールに染まっておらず、また、余計な知識がまだついておらず、とても育てやすい存在というふうに病院や企業にうつります。そのため、第二新卒の看護師として積極的に採用している病院や企業が多くあります。
特に創業してまだ若いベンチャー企業のような場合、病院の文化に染まっていない人が良いという企業が多いです。
そういう企業は手厚いOJTや、キャリアアッププランを用意していて、積極的に説明してくれます。

転職は募集する側と応募する側のタイミングもありますので、ネガティブにみられることがあっても、転職活動を諦めず、次に進みたい目標に向かって継続的に活動することを心がけましょう。

また、給料を維持またはアップしてして環境を変えるチャンスでもあります。 
リクルートが行った大規模調査によると、20代前半で転職した看護師の約6割は年収を下げずに転職をできたと回答しています。
リクルートの調査結果はこちら。

3-2 1年目で病院を辞めた看護師にオススメする転職先5選

1年目で病院を辞めた看護師にオススメする転職先は、総合病院、大学病院、訪問看護、クリニック、美容クリニックです。
それぞれ順にみていきましょう。

3-2-1基礎からやり直すなら総合病院

【メリット】
総合病院では、その名の通り総合的に様々な科を学ぶチャンスがあります。
大学病院のように研修医がたくさんいるわけではないので、採血や点滴、簡単な処置は看護師が行うことが多いです。看護技術を基礎から学び直したい方にオススメです。
また、規模が大きく、福利厚生や給料の面でも他と比較した時に好待遇といえるでしょう。

【デメリット】
規模が大きく、縦社会が強い傾向にあるため、自分の希望する科に入れないこともあります。

3-2-2 最先端医療を学びたいなら大学病院

【メリット】
大学病院では最先端の医療が行われています。最先端の医療を実際に目にすることや、看護師として関わることで最先端医療の経験を積むことができます。
勉強会も多く、看護師としてのキャリアを築きたいという方にオススメです。
また、規模が大きく、福利厚生や給料の面でも他と比較した時に好待遇といえるでしょう。

【デメリット】
研修医が多く、採血や点滴など、本来看護師が行う仕事の経験が積めないことがあります。

3-2-3患者さんに寄り添った看護をしたいなら訪問看護

【メリット】
訪問看護は患者さんに寄り添った看護ができるため、一人一人の患者さんと十分な時間をもって看護をしたいという方や、地域医療に興味がある方にはオススメです。
地域医療は国の施策もあり今後増える見込みで、広く普及していくであろう訪問看護を今のうちから学ぶことができます。

また、総合病院や大学病院の給料から夜勤手当を除いた金額並みの給料は期待できるため、比較的年収が高いといえます。

【デメリット】
訪問看護は電動付自転車や自動車を使って移動しながら看護を行います。多い日には1日で5kmから10kmほど自転車を運転することもあり、体力的に厳しいと感じることがあります。

3-2-4私生活を優先したいならクリニック

【メリット】
クリニックは日勤のみで、毎週固定で日曜日が休みです。
また、病棟と違い、基本的には外来業務なので、患者さんの急変の対応等はほとんどなく、精神的な負担が軽い傾向にあります。また、業務範囲が限定されることが多いため、求められる手技や、覚えておくべき看護知識も少ないです。
これから共働きで家事や育児をしなくてはいけないという方にオススメです。

【デメリット】
クリニックの勤務は給料が低く、小規模での運営が多いため、変えがきかない存在になりがちです。そのため、急なお休みは取りにくい傾向にあります。

3-2-5美容に興味があるなら美容クリニック

【メリット】
美容クリニックは美容に特化したクリニックです。
美容クリニックの機材や手術の方法は、病棟とは異なるものも多く、基本的に健康な方をみるため、疾患の知識が乏しくても大丈夫です。
また、美容のためのクリニックですので、比較的若い看護師を採用している傾向にあり、同世代の看護師が多いため病院ほどの人間関係の問題は起こりにくい環境といえます。
美容に興味のある方にはオススメです。

【デメリット】
ただし、疾患を診ないため、病院には戻りにくくなります。

4 まとめ

看護師1年目で最初の病院を辞めたとしても、看護師人生はまだまだこれから。
また病院に入ってもよし、病院以外で看護師としてのキャリアを再スタートしてもよし。
国家試験を突破して手にした看護師資格の可能性は無限に広がっています。