【看護師の仕事内容】現役看護師が伝える主な業務と一日の流れ

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【看護師の仕事内容】現役看護師が伝える主な業務と一日の流れ

看護師の業務は、患者さんの身の回りのお世話や、医師の指示のもと看護の提供など多岐に渡ります。その中で代表的な主となる業務を挙げると8つに分類されます。

・バイタル測定

・注射や点滴

・看護記録

・日常生活援助

・体位変換

・夜勤

・申し送り

・カンファレンス

となり、看護師として重要な仕事内容になります。特に1番実施するのが検温でもあるバイタル測定になります。テレビやドラマでイメージする注射業務など多岐に仕事内容が及びます。

また日勤と夜勤のスケジュールを見てわかるように、分刻みで業務が組み込まれています。看護師は多くの業務が混在しており、それぞれの職種と被っている部分が多くあります。でもそんな忙しい看護師であってもやりがいは多くあります。「人の役に立つこと」「専門職としての学び」「患者さんの笑顔」は大変な仕事内容を吹き飛ばすやりがいに繋がっています。もし看護師のイメージがつかない方や、不安がある方はこの記事をしっかり読んで考えてみて下さい。あなたの未来が大きく変わるかもしれません!

1 看護師の代表的な業務8選

看護師の業務は、保健師助産師看護師法により定められていますが、大きき分けると2つになります。

・診療の補助:医師の指示を受けて医療行為を行うことを言い、注射や点滴を行うことを指す

・療養上の世話:患者さんの身の回りの世話をすることで、体温や血圧を測定することや、食事や入浴をするお手伝いをすることを指す

2つに分けるとざっくりしすぎてわかりにくいかと思います。そこで今回は最も身近でわかりやすい代表的な8つの業務に分解して、ひとつひとつ解説していきます。

1-1 看護師の1番の業務はバイタル測定

検温という方もいますが、看護師が一番行う業務はバイタル測定になります。血圧や体温、脈拍などを測ります。「バイタルサイン」とは生命兆候と呼ばれて、異常がないかを常にチェックしています。何かあれば医師に報告し、指示を受けます。一番仕事内容としても多く、受け持ち全員のバイタル測定を勤務時間に行わないといけません。

1-2 看護師の代表的なイメージの注射や点滴

テレビやドラマのイメージでも多いかと思いますが、看護師は医師の指示のもと、採血や点滴を実施する場面が多いです。身体の内部を把握するために行う「採血」と、治療のために投与する「点滴」に分かれますが、看護師として実施することが多いです。血が苦手な方は看護師を選ばない理由になると思いますが、避けては通れない業務になります。

1-3 意外と多い業務の看護記録

看護師は忙しいや、動きまわっているイメージが多いと思いますが、実は看護記録の記入という業務があります。バイタル測定した数値の記録のほかに、その日にあった患者さんの変化や、異常な状態などを記録します。24時間患者さんを交代で看るため、申し送りにも使われるので、重要な作業になります。看護師になって一番悩み、難しいと感じる業務でもあります。

1-4 療養上の世話の代表格「日常生活援助」

日常生活援助とは具体的に食事や入浴、排泄や着替えなどの介助になります。食事を自分で食べれない方に補助を行ったり、むせ込みが多い方には、食べやすい姿勢に整えてサポートしたりします。けがなどで入浴できない方の介助や、排泄を自身で行えない方のオムツを交換したり、トイレまで行けない方を車いすでトイレに連れて行ったりします。病気を抱えていることで、一人でできないことを看護師がサポートする業務になります。

1-5 2時間おきに実施する体位変換

体位変換とは自分自身で身体を動かすことが困難な患者さんの体勢を変えてあげることです。寝たきりの方や床ずれを起こしている方のサポートになります。患者さんがベッド上で安全安楽を保持するための役割になります。

1-6 夜勤の巡回業務

夜のイメージが強い看護師ですが、やはり夜勤は避けて通れない仕事の一つです。上記に挙げたバイタルサインや点滴やカルテ業務は勿論、患者さんの睡眠状況の確認や、寝たきりの方の体位交換やおむつ交換などを実施します。容体の変化がないかなどチェックするために2時間おきなどに病室に訪室して確認します。

1-7 勤務交代時には必須の申し送り

勤務の交代で必ず行われる申し送り。申し送りの苦手意識を劇的に改善するために実践すべきこと総まとめ!」に実践方法は記載があります。看護師が患者さんの状態や変化を看護記録を元に報告しあう重要な業務になります。

1-8 気になる患者さんをカンファレンスで話し合う

病状に関してや、退院後の生活など気になる患者さんについて話し合う場になります。医療現場で行われる「カンファレンス」とは、医師や看護師、薬剤師など医療チームで集まり、患者さんの容態のチェックや情報共有、治療方針などを話し合うことを指します。看護師は調整役としての患者さんの代弁者として対応する場面が多くなります。

2 看護師の一日のスケジュールと仕事内容

看護師の主なスケジュールは配属先や病院によって異なりますが、ベースに関しては変わりません。但し日勤と夜勤ではスケジュールが異なるのでそれぞれで説明していきます。

2-1 看護師の日勤帯業務は時間との勝負

日勤帯の業務は治療や検査、日常生活援助が主になります。日中のため、カンファレンスなども行われることが多く、業務が多くなります。

8:30

カルテなどからの情報収集
夜勤看護師からの申し送り

9:00

患者さんへの挨拶

日常生活援助、点滴処置

11:00

治療や検査の処置の介助

12:00

食事介助、配下膳、配薬

13:30

カンファレンス

14:30

受け持ち患者さんのバイタル測定

日常生活援助

15:30

リーダー看護師への申し送り

チーム内での残った処置などの実施

16:30

点滴類、備品類のダブルチェック

17:00

夜勤看護師への申し送り

バイタルなどの記録類の記載

17:30

看護記録や残務など時間外業務

2-2 二交代制の場合の夜勤業務

夜勤での看護師の業務はご飯が2回あったり、寝ている間の対応が多くあります。仮眠に関しては2時間前後が一般的ではありますが、とれないこともしばしばあります。

17:00

カルテなどからの情報収集
日勤看護師からの申し送り

17:30

食前薬の配薬、食前血糖値の測定

18:00

食事介助、配下膳、配薬

19:00

受け持ち患者さんのバイタル測定

点滴の投与や切り替え

20:00

眠前薬の投与、排泄介助

21:00

消灯

22:00

看護記録の記載、内服薬の準備

23:00

オムツ交換や体位交換

0:00

点滴の交換、尿破棄

1:00

オムツ交換や体位交換

3:00

仮眠

5:00

点滴の準備、経管栄養投与、オムツ交換や体位交換

6:00

検温、点滴の投与、採血、食前薬の配薬、食前血糖値の測定

7:00

食事介助、配下膳、配薬

8:30

日勤者へ申し送り

9:00

看護記録

2-3 病棟や科でのベースの仕事内容の違いはない 

看護師のスケジュールに関してはベースはどの病棟や科でも基本は同じです。また主な業務に関しても専門性の違えはあれど、基本は同様な業務が必要になります。手術室やNICUなどの特殊性のある部署を除けば、基本的には同様の仕事内容が求められます。

3 「看護師」と「看護師と関わる従業者」の仕事内容の境界線

看護師の業務は、代表的な業務を見てわかるように多岐に渡ります。医師の指示の下、実践する業務もあれば、看護助手、介護士などとも重なり合う部分があります。仕事内容が混在していることで、どの業務が看護師で、どの業務が多職種でと迷うケースがあると思いますが、代表的な違いをまとめておきます。

3-1 医師は治療や方針を決定し、看護師はそのサポート

医師と看護師の違いは以下のとおりです。

医師:患者さんを診察し、治療や治療方針を決定する

看護師:そのためのサポート(診療の補助)を行う

医師が決めた点滴治療や処置を看護師がその指示の下、実行をするので、そもそもの業務内容が異なります。ただ看護師が、様々な治療現場で側にいたり、精神的サポートを行うからこそ成り立つ部分もあります。しかし、業務で分けると医師の業務の補助というのが正しい認識となります。

現在特定看護師という医療行為が行える看護師が輩出されていることで、医療行為が看護師も行えると混同する方がいます。特定看護師は看護師免許取得後3年以上の実務経験と研修が必要となり、看護師といての資格では診療行為はできないです。

3-2 看護助手は看護師のサポートと看護ケア

看護師の仕事と、看護助手の仕事は医療的側面が強いか弱いかで違いが生まれます。

看護師が担当:人工呼吸器など重症の患者さんの対応

看護助手が担当:食事介助や清潔援助、体位交換や排泄介助など

看護助手は医療的側面が強い領域は担当できませんが、看護師は医療的側面が弱い領域まで幅広くカバーします。

3₋3 看護師と介護士の違いは医療面のサポートの有無

看護師と介護士の業務の違いは医療面のサポートの有無になります。

看護師:病気の治療や健康の維持

介護士:生活面のサポート

看護師は医療行為も行いますが、併せて生活のサポートも業務として行います。そのため介護士と同様の業務を行うことも多いです。しかし、医療面に関して介護士が関わることが無いため、大きな違いになります。

4 大変だけど楽しい!看護師のやりがい3選

看護師の仕事内容は多岐に渡ります。特に医療行為や、なかなか行えない排泄物の処理など全員がすぐに行えないこともあります。またスケジュールでもわかるように、やる業務もたくさんあるので、覚えることも多いので大変になります。でもそんな仕事であっても、続けられるには理由があります。それはやりがいになります。著者自身も感じるやりがいを挙げてみました。

4-1 【やりがい①】人の役に立つことができる

病気を治したり、元気にするのは、あくまで医師の診断と治療、そして患者さんの努力であり、それらを支えるのが看護師の仕事になります。そして、看護師は「看護」という仕事を通じて、病気や怪我を抱えた患者さんを手助けすることができ、自分の担当していた患者さんの病気や怪我が治り、再び元気になった姿を見れると嬉しくなります。仕事を通じて「人の役に立っている」ことを実感することができ、社会に貢献していることが実感することができるのが1番のやりがいになります。

4-2 【やりがい②】専門職として学べ、多職種連携ができる

病院では、複数のスタッフが連携して、患者さんへの治療やケアをする「チーム医療」が行われています。医師・看護師・管理栄養士・理学療法士・薬剤師・臨床検査技師など多くのスタッフがそれぞれの専門性を発揮しながら、共通のゴールに向かっています。チームで関わることで、知識やスキルも日々向上していきますし、様々な職種と関わることで見識が広がり、人間的にも成長することができます。また、1人では達成できないことも、力を合わせれば達成できるので大きなやりがいになります。

4₋3 【やりがい③】患者さんの笑顔と信頼関係を築くことができる

患者さんの笑顔や何気ない感謝の言葉が、看護師の心のエネルギーとなります。そして看護師は、患者さんにとって一番身近で話しかけやすい存在になります。毎日話しかける中で患者さんと信頼関係を築くことができ、患者さんから頼りにされるようになるのは、非常に嬉しいです。患者さんから「ありがとう」「お世話になりました」と声をかけてもらいことも多く、その感謝の言葉がやりがいへと繋がっていきます。患者さんが元気に退院や、何かのきっかけで声をかけてくれるのも大きな喜びになります。

5 まとめ

看護師の業務は多岐に渡りますが、主な業務は8つになります。

・バイタル測定

・注射や点滴

・看護記録

・日常生活援助

・体位変換

・夜勤

・申し送り

・カンファレンス

そして1日のスケジュール内容は、科や病棟などで異なることはなく、基本は同様な業務となります。

様々な職種との混同する部分があるため、仕事内容がわかりにくくはなりますが、重要となる仕事は大きく分けられています。

そんな忙しい看護師ではありますが、大きなやりがいが沢山あるので、自身の将来に関して考える一つになれば幸いです。

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