平均年収300万円!!看護助手の給料を他職種と比較しながら徹底分析

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平均年収300万円!!看護助手の給料を他職種と比較しながら徹底分析

看護助手は、資格がなくても医療現場で働くことができ、尚且つ、人の役に立てるやりがいのある仕事。

でも、実際に働くかどうかを決めるのって仕事内容だけはなく、給料の部分ってすごく大事ですよね。


ここ数年で年収に変動はあるの?

年齢によって給料は違ってくるの?

経験年数でどれくらい給料は違うの?

他の職種と比べてどうなの?

などなど、疑問はいくらでも出てくるとは思います。

本稿では、そんな疑問にお答えするために、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(URL:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 平成25~30年度」)を元に、看護助手の給料を様々な角度から分析・解説します。

1 看護助手の平均年収は約300万円!!

看護助手給料1

職種平均勤続年数平均年齢平均現金給与額
(所定外給与込)
年間賞与その他特別給与額年収(平均現金給与額*12+年間賞与)
看護師8.2年39.5歳33.4万円81.6万円482.9万円
准看護師11.6年50.2歳28.2万円64.2万円403.0万円
看護助手8.5年46.7歳21.6万円64.2万円403.0万円
表1 2019年の各職種の平均年収(所定外給与込)

看護助手の平均年収は約300万です。

図1は2015~2019年の各職種の平均年収(所定外給与込)を示していますが、こちらを確認すると、この5年間で見た場合には特に変化はなく、例年、平均約300万円であることがわかります。

看護師や准看護師と約100~200万円の開きがあることもわかります。看護師、准看護師ともに有資格者で実施できる仕事の内容による違いが出ているものと思います。

また図1は所定外給与を含めた年収になります。

所定外給与とは、深夜勤務手当や時間外勤務手当などのいわゆる残業代等のことを指します。

つまり残業や深夜勤務などが多くなると、それだけ年収は多くなるため、次章はそこを除いた年収を比較していきます。

2 看護助手の平均年収は残業代などを除けば約290万円!!

看護助手給料2

職種平均勤続年数平均年齢平均現金給与額
(所定外給与除く)
年間賞与その他特別給与額年収(平均現金給与額*12+年間賞与)
看護師8.2年39.5歳30.2万円81.6万円444.5万円
准看護師11.6年50.2歳26.2万円64.2万円378.4万円
看護助手8.5年46.7歳20.3万円64.2万円286.5万円
表2 2019年の各職種の平均年収(所定外給与除く)

看護助手の平均年収は、残業代などの所定外給与を除いた場合、約290万円です。

図2は所定外給与を抜いた2015~2019年の各職種の平均年収を示しています。

1章でも説明しましたが、この所定外給与、いわゆる残業代や深夜手当などは労働環境によってかなり上下します。

こちらを見ると、看護助手の年収は所定外給与を抜いてもさほど変わりがないことがわかります。

一方、看護師や准看護師は、この30~40万円ほど、この所定外給与であることがわかります。

看護師や准看護師は、残業であったり、夜勤による深夜勤務手当などの年収に占める割合が大きいことが伺え、看護助手との労働環境の違いが考えられます。

次章からは、データを揃えるために所定外給与を含まない年収で比較を行っていきます。

実際は、年収ベースで看護師は+30~40万、准看護師は+20~30万、看護助手は+10~20万の残業代などがあると思って頂いて大丈夫です。

3 男性の看護助手の方が給料は若干高い傾向

看護助手給料3

2015年2016年2017年2018年2019年
女性274.0万円274.6万円278.4万円285.9万円283.2万円
男性293.9万円294.0万円294.0万円292.5万円305.0万円
表3 2015年~2019年での看護助手年収の性別比較

性別で看護助手の給料を比較した場合、男性の方が女性よりも若干高い傾向にあります。

図3は2015年~2019年での看護助手年収の性別比較を示していますが、男性の方が10~20万程度高い傾向にあります。

4 看護助手の給料は経験年数によって上がる

看護助手給料4

経験年数看護師准看護師看護助手
0年304.8万円254.2万円226.9万円
1~4年404.9万円340.8万円258.9万円
5~9年439.3万円350.1万円283.1万円
10~14年455.9万円356.4万円310.9万円
15年以上484.7万円395.9万円308.5万円
表4 2019年の職種別・経験年数別の年収比較

看護助手の給料は経験年数によって上がります。

図4は2019年の経験年数別の各職種の年収を示していますが、経験年数が上がることによって緩やかではありますが年収は上昇傾向にあります。

しかしながら、看護助手は10~14年、15年以上でほとんど差がない傾向にあり、それ以上だと頭打ちをしていることも読み取れます。

一方、看護師や准看護師の場合は全体的に上昇基調なのがわかります。

看護師、准看護師などは、有資格者としてのキャリアプランがあったりしますが、看護助手の場合はそのようなキャリアプランがないことがこのような差になっていると考えられます。

5 看護助手の給料は年齢であまり変わらない

看護助手給料5

年齢階層看護師准看護師看護助手
  ~19歳0万円0万円206.1万円
20~24歳352.6万円279.4万円260.2万円
25~29歳417.1万円316.7万円277.5万円
30~34歳438.7万円338.4万円303.0万円
35~39歳446.5万円368.1万円296.9万円
40~44歳471.1万円368.7万円291.1万円
45~49歳490.7万円391.6万円301.4万円
50~54歳499.2万円399.2万円284.9万円
55~59歳500.3万円423.0万円301.4万円
60~64歳423.9万円364.1万円259.4万円
65~69歳367.6万円321.3万円235.7万円
70歳~375.7万円344.0万円228.2万円
表5 2019年の職種別・年齢階層別の年収比較

看護助手の給料は年齢階層別で見ても、あまり変化はありません。

図5は2019年の各年齢階層での職種別の年収を示しています。こちらを見ると、看護助手は20歳~30歳台にかけては上昇が見られますが、その後はほぼ平坦な結果となっています。

一方、看護師の場合は20歳台から上昇し50歳台にかけて上昇基調にあります。

看護助手の場合は、新卒から経験を積むケースより、他職種からの転職などのケースが多く見られることから、年齢層が上がった状態でも経験年数自体は少ないことが考えられます。

6 看護助手の給料は事業所規模では変わらない

看護助手給料6

職種10~99人100~999人1,000人以上
看護師419万円433.8万円464.1万円
准看護師370.3万円377.1万円416.9万円
看護助手290.8万円283.4万円291.6万円
表6 2019年の職種別・事業所規模別の年収比較

看護助手の給料は事業所規模の大きい小さいで変わりません。

図6は2019年の事業所規模別の各職種の年収比較になります。こちらを見ると看護師や准看護師は事業所規模が大きくなるにつれて、給料が高い傾向にあります。

一方、看護助手は事業所規模による年収の違いがほとんどありません。

事業所規模が大きくなることで、役職者のポジションが増えることや事業所の経営的な安定が一因とも考えられます。

看護助手も役職はあるものの、看護師などに比べて多くのポジションがあるわけではなく、また待遇面でも異なってきているものと思います。

7 看護助手が年収を上げる3つの方法

ここまで看護助手の年収を様々な形で見てきました。

看護助手は、経験年数によって年収が上がっては来るものの、上げ幅が少なく、それ以上の年収アップが見込みにくいという印象をもたれた方もいるのではないでしょうか?

看護助手として年収を上げるのに、他にどんな方法があるのか知りたい方もいますよね。

看護助手が年収を上げる3つの方法を以下に挙げます。

  • 資格を取得
  • 夜勤を増やす
  • 役職につく

それでは一つずつ紹介していきます。

7-1 夜勤を増やす

年収を上げる方法で、最も確実なのが夜勤で夜勤手当をもらうことです。

夜勤手当の額は病院によって異なりますが、およそ5,000円~10,000円の間で設定しているところが多いです。

夜勤の回数が増えるたびに手当が追加されるため、給料のなかでも大きなウェートを占めています。

7-2 資格を取得

資格の取得で絶対あがるとは言い切れませんが、就職場所によっては資格手当によって給料がアップする可能性もあります。

もちろん看護助手になるための必須資格はありません。しかし、介護福祉士や社会福祉士などの資格は決して無駄になることはなく評価対象となり得ます。就職場所での評価制度などを確認されるのが良いかと思います。

7-3 役職につく

役職につくことで、基本給アップや役職手当などの給料アップが見込めます。

看護助手の中でも、介護主任やケアワーカーリーダーといった役職が設けられているのが一般的で、勤続年数や能力によって任される可能性があります。

8 まとめ

看護助手の年収は約300万円です。経験年数で上がる傾向にありますが比較的上げ幅が少ない傾向にあります。年収アップには、夜勤回数の増加が最も確実な方法です。看護師や准看護師とは、資格の有無での仕事内容の違いから年収ベースでかなり開きがあります。経験を活かしつつ更なる年収アップを実現したい場合は、看護師、准看護師へステップアップするのも検討の一つかと思います。

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